第6回ACN懇話会in熊本 開催にあたって

第6回ACN懇話会in熊本 開催にあたって
2006年8月24日 ACN代表 田嶋 猛

ACN懇話会は別名で出張ACNと呼ばれています。2年毎に福岡市で開催されるACNフォーラムの間にACNメンバーが出かけて行って地域密着の種苗フォーラムをやってみようという目的で始まりました。
第1回は1996年に高松市、1998年-宮崎市、2000年-長崎市、2002年-広島、2004年―大分そして今回の熊本市で6回目となりました。地元の水産試験場、栽培漁業センター、民間養殖・種苗業者の皆様のバックアップのおかげで今日まで続けることができましたことを大変感謝しております。

当初ACNは1990年秋に種苗生産業者を顧客とする4~5社の有志の勉強会として始まりました。その名の通りの知識欲旺盛なメンバーは栽培センター、種苗場、養殖場、水族館、配合飼料工場の視察や意見交換会のために日本国内だけでなく韓国、台湾、中国、ベトナム、ハワイにも足を運びました。
この10年間で増養殖業界は 民間(業者数の増加→技術の進歩→過剰生産→価格下落→業者の淘汰) 公的機関 (国→独立行政法人、都道府県→公社、協会へ経費節減)等官民ともに国内外での激しいサバイバルレースを生き抜いて今日に至っています。ようやくカンパチ、ブリ、マダイ、ヒラメの魚価が上向いたとところで石油、魚粉の高騰で増収分は帳消しになり、これからも厳しいレースが続くものと思いますが魚食文化が世界的に拡大している昨今、この業会は社会にとってなくてはならないものであり続けるでしょう。ACNもこれからも今まで同様に増養殖業界の皆様と共に歩んで生きたいと思っておりますので今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

ACNについて
水産種苗業界の福岡県認可NPO法人でAqua Culture Network(ACN)と称する。
事務局は福岡県筑後市のクロレラ工業㈱にあり、会員企業は15社 (有)アイエスシー、上野製薬(株)、クロレラ工業(株)、コフロック㈱、㈱サン・ダイコー、(有)西和マリンプロダクツ、太平洋貿易(株)、(株)田中三次郎商店、中部飼料㈱、日清丸紅飼料(株)、バッセル化学㈱、林兼産業㈱、(有)松阪製作所、(株)山一製作所、ヤンマー(株)、代表理事は田嶋 猛(太平洋貿易㈱代表取締役)、顧問は萩原 篤志(長崎大学大学院教授)。
本会は1990年10月設立で主たる活動は、新年会と忘年会を含めて年5回の勉強会、隔年のACNフォーラム(福岡市)、同じく隔年の懇話会(各地)の主催、年2回の会報誌ACNレポート配布。
なお、会員各社の年会費・寄付及びフォーラム会費にて運営。

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